血液の疾患で長く闘病する上で、輸血という言葉は時に身近になりますが、案外知らないことが多い医療でもあります。「輸血はできるだけ受けない方が良い」と思いがちですが、その根拠もあまりはっきりしないままかもしれません。このたび輸血・細胞治療学会より市民向けの講座が提供されます。ぜひ一緒に、輸血医療の「いま」を学びましょう。
総合司会
福島県立医科大学病院 大戸 斉 NPO 法人血液情報広場・つばさ 橋本 明子
■プログラム
1. 血液製剤の基礎知識-血液製剤の種類と役割- 日本赤十字社大久保 理恵
2. 今の輸血はどこまで安全か?-輸血副作用とインフォームド・コンセント- 虎の門病院 牧野 茂義
3. ベッドサイドの輸血安全対策-臨床輸血看護師の立場から- 横浜市立大学病院 松川 恵梨子
4. 治療過程に輸血や血液製剤が必要な疾患について-例えばITP、再生不良性貧血、MDSなど- 慶應義塾大学病院 宮川 義隆
5. 造血幹細胞移植における輸血のポイント! 北海道大学病院 豊嶋 崇徳
6. これからの輸血・細胞治療について-日本輸血・細胞治療学会の役割- 旭川医科大学病院 紀野 修一
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